「ペット可賃貸」ってどんな物件なの?
犬や猫と暮らしたいというニーズは年々増え、それにつれ、ペットが飼える「ペット可賃貸」も増えてきました。
はじめて「ペット可賃貸」を借りるとき、契約内容や入居に際しての費用、退去時の傷や破損等の問題など、不安なことが多いと思います。
今日は、入居前に確認しておきたいことをご紹介しますね^^
「ペット可賃貸」にも、いくつかのタイプがあります!!
ひとつは、もともとの賃貸物件をペット可に条件を緩和した物件。
少し古い物件が多いイメージですが物件数的にわりと多く、賃料相場もお手頃なのがポイント。
中には、ペット可に変更するタイミングで、壁紙や床材をペット用にリフォームした物件もありますので、確認しておきましょう^^
もうひとつは、建築段階からペットとの暮らしを前提に建てられた「ペット共生住宅」といわれる物件。
賃料は通常のペット可と比較して割高になることが多く、物件数はまだまだ少ないです。
ドッグランやトリミングルームといった犬に特化した設備があり、室内の床や壁には傷や汚れに強い素材が使用されているなど、ペットと快適に暮らせる工夫が施されています。
また、ペット専用出入口やペット同乗エレベーターを別に設け、ペットを飼育していない人との導線を分けることでペットが苦手な方にも配慮されています^^
猫しか飼えない猫専用の賃貸物件もあります。
床や壁は爪とぎに強い素材を使用し、壁にはキャットステップ、天井にはキャットウォーク、室内ドアにはくぐり抜けドアなど猫の習性に配慮した内装が随所に施されています。
こうした猫専用賃貸物件は数がとても少なく、築年が経過しているにも関わらず絶えず空き待ちの状態で猫飼育者には人気のようです!!
「ペット可」であっても、飼育可能な種類、頭数、そのほかの規約など、前もって飼育できるペットの条件を詳細に確認しておくことが大切です。
一般的に、飼育できるペットの種類は「小型犬と猫のみ」、「飼育頭数は2頭まで」といった物件が大半ですね!!
中には、小型犬は「可」だが、猫は「不可」という賃貸物件もあるので、注意が必要です。
そのほか、狂犬病やその他ワクチンの接種、避妊去勢、飼育における基本的な注意事項などペットに関する規約がある場合は、すべてしっかりと確認しておきましょう!!
ペットを飼育する場合、通常の敷金とは別に1ヵ月分を多く預かり、退去時に返却しないことを契約条件としている物件が多いです。
通常の原状回復に関する事項としては、経年劣化および借主が通常使用することで起こる損傷や消耗については借主の原状回復義務の対象から除かれることが契約書に記載されていますが、ペット可賃貸では、その他特約事項等の項目に原状回復義務の範囲として、ペットによる傷、汚れ、臭い等の修復費用を借主の負担とされているケースがあります!!
「通常使用による傷、汚れ、臭い」と「ペットによる傷、汚れ、臭い」の違いなど、わかりにくいことがあれば尋ねて理解しておくとよいでしょう^^
また、鍵の引き渡しを受け家具を搬入する前には必ず、お部屋の内装や設備のチェックをしましょう!!
特に、壁や床の傷や汚れ、建具やドアの傷やへこみ、網戸の破れは十分にチェックし、もし損傷があれば、写真を撮り日付を記入して管理会社へ連絡しておきましょう^^
ペット可賃貸の契約では、通常の賃貸契約と違った部分がありますので、契約時にしっかりと賃貸条件を確認し、わからないことは尋ねて理解しておくこと!!
安心してペットと快適に暮らすためにも、面倒がらずにやりましょうね^^

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