不動産屋さんからのワンポイントアドバイス「ペット可物件で用意すべき書類と入居審査のポイント」
アパートやマンションの部屋を借りる際には、入居審査を経てから貸主との間で賃貸借契約を結びます。
ペット可の物件では、通常の賃貸物件とは異なる審査のルールや書類があるため、事前にきちんと把握しておくことが大切です。
そこで今日は、ペット可賃貸物件をかりる際に必要な書類を、お教えいたしますね^^
ペット可物件では必要な証明書の提出とマナーを守る意識が重要
賃貸物件でペットを飼うためには、ペット可の物件を探して、事前に許可を取る必要があります。
無断での飼育は契約違反となるため、きちんと物件ごとに決められた手続きを踏まなければなりません。
そこで、手続きに必要な書類は何か…
細かく見れば物件ごとに違いがあるものの、求められるポイントは大体一致しています!!
用意するモノ
・ペットの写真
ペット可物件の手続きにおいては、ペットの種類にかかわらず写真の提出が求められる場合が多いです。
サイズや年齢などを把握する手がかりとなるため、なるべく現在に近い写真を用意してくださいね^^
ペットは成長が早く大きさが変わりやすい種類もあるため、物件やペットの種類によっては直近2週間以内といった指定があるケースもあります。
・ワクチン接種証明書
犬や猫を飼育する場合には、ワクチン接種の証明書の提出が求められることが多いです。
ワクチン接種証明書は、動物病院が独自に作成しているものであり、決められた書式はありませんので、行かれてる動物病院に相談してみてくださいね^^
「ワクチンの種類」「接種した時期」「接種した場所」が明記されていれば、証明書として使用することができます!!
・犬鑑札と狂犬病予防注射済証
犬を飼う際には、住んでいる市区町村で飼い犬に年1回の「狂犬病予防注射」を行うことや、飼い犬の登録をして「犬鑑札」の交付を受けることが法律で義務付けられています。
そのため、特別に書類を準備する必要はないものの、入居審査で提出する可能性があることは覚えておきましょう!!
上記の他に、提出を求められる可能性がある書類
物件によっては、ペットの健康診断書を求められることもあります。
また、ペットの飼育は部屋の損傷や排せつ物の問題、騒音トラブルといったリスクがあるため、細かな規約の承諾書などが用意されているケースもあります。
トラブルにならないため、きちんとルールを守れる飼い主であることを知ってもらうためにも、物件ごとのルールに合わせて丁寧に手続きを進めていく心構えが重要ですよ^^
ペット可物件の入居審査のポイント
通常、物件の入居審査では入居者の収入や人となり、これまでの滞納履歴などが判断基準となります。
しかしペット可物件においては、それに加えてペットの審査が行われることも多いため、事前に理解を深めておくと安心かな~っと思います!!
・ペット面接が行われる場合もある
物件によっては、入居者だけでなくペットの面接が必要なケースもあります。
狂犬病やワクチン接種の状況はもちろん、去勢や避妊、トイレトレーニングの状況などが細かくチェックされることもあるため、事前に不動産会社や大家さんへ確認しておきましょう。
また、騒音トラブル防止の観点から、無駄吠えの有無なども審査の対象となる場合があります。
・集合住宅において飼い主が守るべき事項
東京都福祉保健局のホームページでは、集合住宅における飼い主の心構えがまとめられています。
「鳴き声や排せつ物のにおいによって近隣に迷惑をかけないこと」や「必要なしつけを十分に行うこと」「傷害や汚損・破損が生じたときには責任を負うとともに誠意を持って解決を図ること」といったポイントが具体的に挙げられています。
また、「廊下やエレベーターでは動物を抱きかかえるかケージ等に入れる」など、居住者同士のトラブルを避ける意識も重要視されています。
入居審査においては、こうした条件をもとにマナーに関するチェックシートや契約書の記入が求められるケースもあるので、内容をていねいに読みながら手続きを進めましょう!!

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