【賃貸】意外と多い退去時のトラブル
こんにちは、スペース・エイド ㈱ 佳山です!
賃貸住宅にまつわるトラブルで多いのが、敷金や原状回復費用の精算の際に起きるトラブルです。
■国民生活センターへ寄せられる「賃貸住宅の敷金ならびに原状回復トラブル」相談件数の推移
2017年度 13,209件
2018年度 12,497件
2019年度 10,956件
年々減ってはいるものの、それでも1年間で1万件以上…。
【最近の事例】
・賃貸マンションの退去時、規定のハウスクリーニングと補修費用を支払ったのに、追加で原状回復費用を請求された。納得できない。
・十数年住んだ賃貸アパートを退去したが、大家からの原状回復費用請求が高額である。国交省の原状回復ガイドラインを調べて反論したが、大家は取り合わない。どうしたらよいか。
・賃貸マンションを解約したら、ペット特約を根拠に原状回復費用を過剰に請求された。納得できない。
・5年間居住した賃貸アパートを退去したら、管理会社からクリーニング代や修繕費を請求された。高額で納得できない。
・10年以上居住したペット可の賃貸マンションを退去後、高額な原状回復費用を請求された。支払わなければならないか。
【引用元 】http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/chintai.html
とある不動産会社の調査によると、4割弱の人が賃貸住宅退出時に失敗・トラブル(になりそうだった)経験があるとの事でした。
今回は退去時にトラブルを避けるための対処法をご紹介したいと思います。
入居時にしっかりとお部屋の状態を確認しましょう!
殆どの物件では、入居時にお部屋の現状確認書(チェックシート)が契約時に渡されるかと思います。
お引越しの際はバタバタしてしまうケースが多いですが、一度落ち着いてお部屋の状態をしっかり確認しましょう。
退去の際に自分の過失でない証明になりますので念入りに確認して下さい。
面倒かもしれませんが、チェックシートとは別にご自身で室内の状態を写真で撮って保存しておくとより安心だと思います。
退去の立会いの前に契約書類を再確認!
私も借りていた賃貸物件の退去の際、何をしていいかサッパリでした。
退去の際は立会業者の方がいらっしゃるとの事で、全て任せてしまいました。
中には高額請求をされてしまう…なんて事もありますので、退去の立会の前に賃貸借契約書に記載されている原状回復費用の借主割合を再確認しましょう。
万が一トラブルが起きてしまった場合
高額な修繕費用の請求や、敷金の返還を拒否されて納得のいかない場合は大家さんや管理会社に相談しましょう。
大家さんや管理会社が相談に応じてくれない場合は、国民生活センターや消費者センター等にも相談をしてみるといいと思います。
相談料は無料で法律での決まりやこの後の対応についてアドバイスをもらうことができます。
日頃からお部屋のメンテナンスを行いましょう。
お世話になったお部屋の最後は気持ちよく引き渡しを行いたいですよね。
日常のお部屋のメンテナンスは退去時における自身の過失割合を減らせる場合がありますので、こまめにお掃除や換気、消耗品の交換を行いましょう。
関連した記事を読む
- 2021/04/13
- 2021/04/12
- 2021/04/11
- 2021/04/10